太陽の手鏡

もうかれこれ30年近く会っていない幼馴染の妹。

私より3つ年下で、いつも姉の後を金魚のフンのように(笑)あっちにもこっちにもくっついて歩いていた。

妹特有の天真爛漫さと無邪気っぷり。

今はどんな大人になってるのかな。


今日、誕生日を迎えるらしい。
幼馴染の姉から、妹への誕生日プレゼントにと、手鏡をオーダーされました。

『色は黄色やオレンジ系のビタミンカラーで。
私が(妹に)持ってるイメージってそんな感じなんだ。あとはお願い。』とだけ言われて。


黄色、オレンジ、ビタミンカラー。

どんな手鏡にしよう。
定番の四角の手鏡?

うーむ、なんか違う…違う…違う。

うーん…。うーん。

悩み続けること数週間。。
そしてついにひらめいた!


そっか‼︎
…太陽だ。

くるくるパーマでちっちゃなお目目の愛くるしかったあの子は、そう、太陽みたいな元気な女の子だった。

今は分からないけど、私の記憶の中ではちっちゃいくせにチャキチャキしっかりもので、サバサバ底抜けに明るくて、いつもチョコマカチョコマカ動いてて、でもどこか甘えん坊で幼さを感じさせる女の子。

イメージは、一瞬で固まった。
あとは形にしていくだけ。

黄色とオレンジで太陽みたいな手鏡。
どこか幼稚さも感じるような太陽。
顔を描いたらまるで漫画だ。(笑


ミルフィオリも明るい色ばかり選んで焼いた。


うちの子の指先よりも小さなミルフィオリ。
おはじきにして並べては遊んでる(^^;)

相変わらず、細かさで勝負の性分が恨めしい。


そして出来上がった私の太陽‼︎


ちなみに、手鏡を作る時に特に意識して気をつけていることは、手にした時の感触の滑らかさ。

毎日、手に持って使うものだから、表面や縁に嫌な引っかかりがないように、ハンダの仕上がりには細心の注意を払う。

手に持った時に自然に手肌になじむように。
ガサつきのないよう、指先に柔らかさを感じるほどに、細かなところまで気を遣って仕上げている。(つもり^ ^



つけ加えて、このデザインはちょうど手の指にはまって、うまい具合に持ちやすい形だった。
形になってみて初めてわかったのだけど。


ビタミンカラーの太陽の手鏡。
曼荼羅のようにも見える。



手鏡を見るたびに、明るい気持ちになれますように。
そして、太陽のように輝いて、明るく周囲を照らし、たくさんの人を笑顔にしていけますように。



でもね…そうは言ってもやっぱり私が知っている彼女は小学生。(笑

きっと今はすっかり落ち着いて、素敵な女性になっているんだろうな。

だからそんな大人になったあの子に敬意を払って(笑、
ハンダはパティーナで染めて、少し落ち着いた色味に落としてみた。


パティーナ染めは毎回とても緊張する。
作品の印象がガラっと変わってしまうから。

ちょっとシックになった太陽。
でもその輝きは変わらない。
うん、よかった。


CHIHOKOへ
お誕生日おめでとう。

やんちゃだったあなた。
これからも生まれ持ったその太陽のような天真爛漫さを忘れないで。
これは姉さんからのプレゼント。
私からはこの作品に込めた気持ちをプレゼントします。
これからも姉さんと二人で仲良くね。
姉さんがいて羨ましいよ。

太陽の手鏡。
また一つ、お気に入りのデザインが生まれました。
オーダーありがとう。

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